12Bに参加する前に知っておくと良いこと。
こんにちは。sirです。
巷では、12Bの初心者向け解説記事が多数存在しています。
しかし、そこで取り上げられているのは、
- 「黒進行」「白進行」について。
- 3-1はグレランを挟むこと。
- 「狐盾進行」「生ハム進行」について、など。
このように、
12Bの中でも本当に「初歩」と言われる部分の解説に終始しており、
「本当に知りたい部分」に、一歩踏み込んだ解説は、中々ありません。
そこで、
「人狼は何回かやったことあるけど、12Bは初めて参加する。」
「12Bを数回しかやったことなくて、もっと詳しく理解したい。」
という人向けに、この記事を作成しました。
❀自信のない章に飛んで読むのがおすすめです。
占い師は呪殺を狙うべきか。
基本的に、呪殺は狙うべきではありません。
理由は「縄数が減り、占い結果の数が減るから」です。
具体的に考えてみましょう。
この配役の吊り縄は5縄です。
呪殺が発生しない場合、
生存者の数は、11>9>7>5>3>1…と変化するので、
占い師は最大4回占いのチャンスがあります。
(3>1は占えない。)
しかし、呪殺が発生する場合はどうでしょうか。
例えば、2日目の夜に呪殺が発生する場合、
生存者の数は、11>8>6>4>2…となり、
占い師の占いチャンスは、最大で3回になります。
(4>2の日に夜が来た場合は、GJが発生しない限り、村陣営の敗北となる。)
このように、呪殺が起こると縄数が減り、占い回数が減ります。
また、占い回数が減るということは、
「グレーが広くなりやすく、人外を詰めきれない」
という事態が起こりやすくなります。
具体的に、2日目夜に呪殺が発生した場合について、取り上げましょう。
あなたは真占い師の①です。
◇2日目夜に呪殺が発生する場合。
3日目朝の生存者:①②④⑤⑦⑧⑨⑩(8人:3縄)
占いCO:①→④白 ⑥白(呪殺)
占いCO:②→⑤白 ⑥白
霊能CO:③→噛み
吊り:⑪
噛み:③⑥(2死体)
①目線のグレーの数:⑤⑦⑧⑨⑩(5人)
◇2日目夜に呪殺が発生しない場合。
3日目朝の生存者:①②④⑤⑥⑦⑧⑨⑩(9人:4縄)
占いCO:①→④白 ⑥白
占いCO:②→⑤白 ⑥白
霊能CO:③→噛み
吊り:⑪
噛み:③
①目線のグレーの数:⑤⑦⑧⑨⑩(5人)
上記の内容をまとめると、2日目夜に呪殺について、
- 呪殺が発生した場合→グレー5、吊り縄数3
- 呪殺が発生しない場合→グレー5、吊り縄数4
となります。
また、「2日目に呪殺が発生しない場合」から1日進み、
残り縄数が3になったときに、グレーの数は1~3になります。
吊り縄≧灰数になっているため、村陣営が有利な盤面と考えて良いでしょう。
呪殺が発生すると、
縄数が減り、占い結果の数が減ります。
そうすると、
「本来詰めきることができたのに、詰めきれなかった。」
なんて事態が起こる可能性があります。
- 占い師は呪殺を起こさないほうが良い。
(ただし、GJが発生していて呪殺で縄数が減らないときを除く。)
- 妖狐は吊るしたほうがお得。
12Bに参加する際には、この2点を覚えておきましょう。
ゾーン予告はいかなる場合でも非推奨。
※
占い先の非狐を確定させる目的の予告もありますが、
ここでは、真占い師を確定させる目的での予告について、書きます。
ゾーン予告をするぐらいなら、単体予告をしましょう。
具体例を出して、解説を行います。
◇ゾーン予告をして呪殺が発生した場合。
2日目昼の予告先
占いCO:①→⑥⑦⑧
占いCO:②→④⑨⑩
3日目朝の生存者:①②③④⑤⑦⑧⑩
占いCO:①→④白 ⑥白(呪殺)
占いCO:②→⑤白 ⑨白
霊能CO:③→⑪白
吊り:⑪
噛み:⑥⑨(2死体)
この盤面は、ゾーン予告の弱点が顕著に出ている盤面です。
このようになった場合、
①は⑥での呪殺を主張、②は⑨での呪殺を主張します。
この盤面を狼が起こすために、
何が必要かを考えると、ゾーン予告の弱点を理解しやすいでしょう。
この盤面を起こすために、
人狼が必要なことはだた1つ。
「偽占い師のゾーン予告の中から、1人噛む」ということです。
「単体予告」で、
偽占い師が「人狼」「妖狐」に予告している場合は、2死体は起り得ず、
かつ、予告先が1人しかいないため、狼目線の噛みの自由度は狭くなりますが、
「ゾーン予告」の場合は、
「偽占い師のゾーンから、都合の良い位置を噛む」だけで、
この状況を引き起こすことができます。
(例えば、狩目噛みと呪殺対策を同時に行える、
といったことが起こり得てしまいます。)
ゾーン占いのメリットによく挙げられる、
「呪殺時の噛み合わせが起きにくい。」という点は、
偽占い師のゾーン先を噛むだけで、狼が完全に封じることができます。
これでは、
「真占い師を確定させたい」という
予告占いの目的が、呪殺時にほぼ発生し得ないということになってしまいます。
- 占い師が噛まれた場合でも、非狐位置が確定しない。
- 狼目線の噛み自由度が高い上に、呪殺への対応が容易。
(狩人が予告先護衛をする場合も、単体予告の方がやりやすい。)
これらの点で、ゾーン予告をするのであれば、
単体予告をした方が、まだマシであると言うことができます。
12Bにおけるゾーン予告は、
人外利となる場合が多いため、
もし、予告をするのであれば「単体予告」を行いましょう。
人狼は占い師を騙るべきか?
基本的に「両潜伏」が人狼は強いです。
歴戦のプレイヤーの方でも、積極的に占い騙りをする人はいますが。
両潜伏が、人狼目線で強い理由は、次の通りです。
- 3-1(真狼狂)が狼目線弱いため。
- 4-1(真狂狼狐)よりも3-1(真狂狐)のほうが狼有利なため。
- 2-1(真狼)も大して狼有利ではない。
・3-1(真狼狂)が狼目線弱いため。
3-1は、狼が占い騙りに出た場合、1番起こりやすい陣形だと考えられます。
グレラン→占い決め打ち、の進行になることが多いです。
3-1における盤面の展開は、主に3つあると考えられます。
- 呪殺によって真占い師が確定する。
- 真占い噛み→占いロラ。
- 人狼が信用勝負に勝利する。
パターン➀呪殺によって真占い師が確定。
3-1では、
呪殺による占真確定時に2人外が、偽占いロラで吊られてしまうため、
呪殺発生時のデメリットが、狼潜伏による2-1の場合よりも大きくなります。
また、
占を即抜きしたとしても、残りの占いCOをロラされてしまうので、
即抜きが成功した場合でも、狼潜伏による2-1のほうが狼有利と言えます。
パターン②占い即抜き→占いロラ。
占い即抜き→占いロラ場合、
ロラ完遂後の盤面は、村村村狼狐の5人盤面になります。
この盤面はLWになるので、狐を捕捉していたとしても、告発することができず、
さらに、狼目線は狐→村の順で吊るす必要があります。
そのため、この盤面での狼勝利は、非常に難易度が高いと言えます。
厳密には、村吊り→狐噛み→狐吊りの順で吊るしても勝てます。
その辺りの確率については、
記事内「狂人は霊能騙りに出るべきではない」の章にて説明しています。
パターン➂人狼が信用勝負に勝利する。
人狼が信用勝負に勝利した場合、盤面は次のようになります。
◇グレラン→占い決め打ちに狼が勝利した4日目夜。
4日目夜の生存者:③⑤⑥⑧⑨⑩(6人)
占い:占いCO:①→④白 ⑦白(3d吊り)
狂人:占いCO:②→⑤白 ⑧白 ⑨白(4d吊り)
人狼:占いCO:③→⑥白 ⑨白
霊能CO:④→噛み
吊り:⑪→①→②
噛み:④→⑦
⑪が妖狐ではない場合、
4日目夜時点での、生存者は村村村狼狼狐の6人になります。
このとき、
狼は狐噛み、または、狩人GJを狙って発生させることができなければ、
「狐勝ち」となってしまいます。
つまり、
図の場合は、1/4(村村村狐から1人を選んで噛む)で
妖狐を噛むことができなければ、
占い信用勝負で、狼が決め打ちに勝利したとしても、
「狐勝ち」になってしまうということです。
また、狼目線の狐候補の数が最小の場合についても考えてみましょう。
◇狐候補の数が最小の場合。
4日目夜の生存者:③④⑥⑦⑨⑩(6人)
占い:占いCO:①→④白 ⑦白(3d吊り)
狂人:占いCO:②→⑤白 ⑧白 ⑨白(4d吊り)
人狼:占いCO:③→⑥白 ⑨白
霊能CO:④→噛み
吊り:⑪→①→②
噛み:⑤→⑧
このとき、生存者の内訳は、白白村狐狼狼であり、
狼目線は1/2(村狐から1人を選んで噛む)で狐を噛むことができます。
しかし、
狐を噛めた場合でも、その後の対応が難しくなります。
狐噛み後の狼の対応と、それぞれの問題点は次の通りです。
- 潜伏狼による告発
潜伏狼を吊った後に、占い狼が最終日まで生存することに強い違和感が残る。
- 占い狼による告発
占い騙り狼が狼COするため、真占い師候補が1人減り、確白候補が増えてしまう。
そのため、最終日の盤面が「進行役とグレー2人」(生存者3人)になりやすい。
占い信用勝負(1/3)に勝ったにも関わらず、
最終日に1/2で狼陣営負けになってしまうのは分が悪い。
- 占い狼による狐指定
占い狼が狐を囲っていた場合は吊ることが不可能になる。
狐を探す噛みをすると、
狐が吊れた後にグレーが狭くなるため、最終日の狼が不利になりやすく、
一方で、白噛みをしていると、
狐探しが難しくなるため、狐勝ちになりやすくなります。
このように、
3-1で、狼騙りが占い信用勝負に勝った場合でも、
狼は「狐の読み合い」と「灰数の調整」を同時に行う必要があり、
難易度の高い勝負を強いられることになります。
結果として、3-1(真狼狂)の場合、
いずれの展開においても、2潜伏の方が狼目線の戦略により大きい余地を残せるため、
両潜伏のほうが強いということになります。
補足(2022/09/18)
※占い決め打ちで、狂人が勝利した場合のみ狼有利となります。
真狼狂-真で、占い決め打ちで狂人勝利→村村狼狂狐(5人日)
真狂-真で、占い決め打ちで狂人勝利→村村村狼狼狂狐(7人日)
狐処理は、真狂-真にして7人日到来させたほうがやりやすいですが、
真狼狂-真のほうが、真占を噛める確率は上がります。
各陣営の盤面の情勢は、
(真狼狂-真で狂決め打ち勝利時)村村狼狂狐(5人)で、村✕狼〇狐〇、
(真狂-真で狂決め打ち勝利時)村村村狼狼狂狐(7人)で、村✕狼〇狐△。
狼狐は協力した方が勝ちやすいので、その点が勝率に出ていますね。
- 真狂-真の村勝率は47.4%、狼勝率は26.3%。
- 真狼狂-真の村勝率は42.1%、狼勝率は29.9%
狂人が占い騙りするのが安定しますね。
・4-1(真狂狼狐)よりも3-1(真狂狐)のほうが狼有利なため。
人狼が占い師を騙るべきではない理由の3つ目です。
妖狐になったプレイヤーが場慣れしている場合、あまり見ることはありませんが、
体感上、3回に1回は、妖狐が占いCOをすると感じています。
3-1(真狂狐)のとき、狼陣営は優勢です。
理由は、
真占い師を即噛みすることで、ほとんど場合、妖狐を吊るすことができるからです。
妖狐に真目があった場合でも、霊能結果を見せることでの疑い向け、
最悪の場合でも、狐噛みや狼の狐告発よって妖狐に嫌疑をかけることができます。
占いCO噛みで、妖狐を噛んでしまった場合でも、縄は増えないため、
もう1度真占い師を噛みにいけば良いだけです。
このように、3-1(真狂狐)は狼有利盤面です。
一方で、4-1はそこまで狼陣営に有利な盤面ではありません。
なぜなら、
3-1は真占い噛みによる、狼目線のチャンスがある一方で、
4-1はPET進行による、村陣営目線のチャンスがあるためです。
人狼は両潜伏した方が、
この有利な、真狂狐盤面を狙うことができるため、両潜伏を推奨します。
・2-1(真狼)も大して狼有利ではない。
以下の場合に、真狼は狼陣営にとって不利になりやすいです。
- 2日目夜に呪殺が起きて、真占い師が確定した場合。
- 占い決め打ちに勝利後に、狼柱が必要となる可能性が高い。
2日目夜に呪殺が起きて、真占い師が確定したとき、
占い騙りに人狼が出ていると、不利なのは当然ですね。
偶数なので、狂人目として吊られないこともありますが、あまり見ません。
また、呪殺が発生せず、
占い決め打ちに勝利したとしても、
狼柱をする必要出てくる盤面があります。
例えば、
狼騙りが占い決め打ちに勝利した後の盤面は、次のようになります。
※①と⑦が人狼だとします。
◇占い騙り狼が、占い決め打ちに勝利した盤面。
4日目昼の生存者:①④⑤⑦⑧⑨⑩(7人)
人狼:占いCO:①→③白 ⑥白 ⑦白
占い:占いCO:②→⑤白 ⑥白 吊り
霊能CO:③ 噛み
吊り:⑪→②
噛み:③→⑥
グレー:④⑤⑧⑨⑩
狐候補:④⑧⑨⑩
この盤面で、⑪も②も妖狐ではない場合、
人狼が2人、妖狐が1人生存しているため、
村吊り・村噛みをしてしまうと、
残り生存者は「村村狼狼狐」となり、妖狐の勝利になってしまいます。
したがって、このとき狼は
- 占騙り狼がグレーの中から妖狐を指定する。(1/4の確率で妖狐が吊れる。)
- 占い騙りの狼が柱をする。
という、2つの選択肢を選ぶ必要がでてきます。
占い騙り狼の柱は、
占い決め打ちに勝利したにも関わらず、狼柱を出すため、
かなり不服な展開となりますが、
一方、
妖狐狙いの指定では、1/4という分が悪い勝負をしなければなりません。
厳密に言えば、
村吊り→狐候補噛みの場合は1/3で狐GJが出るので、1/2で6人日が来ます。
また、狼の噛み方によって狐候補の数は2~3人まで減りますが、
その分、真占いの白が生存するので、狼目線信用勝負に負けた際の余裕がなくなります。
いずれしても、真狼はコスパの悪い陣形であると言えます。
やはり、このような点を考えると、
真狂-真を狙った方が、人狼目線は安定して強いと考えられます。
狂人は霊能騙りに出るべきではない。
真狼-真狂を狙うこと自体、人狼が両潜伏した場合に1-2となるリスクがありますが、
真狼-真狂の陣形を作ることに成功した場合も、決して狼有利とは言えません。
12Bにおいて、2-2の基本的な進行は、霊ロラ→占い決め打ちになります。
真狼-真狂が狼有利と言えない理由は、
- 霊ロラ中に呪殺が発生すると、狼劣勢になる。
- 占い即抜きの場合でも、5人日に村村村狼狐の盤面となりやすいため、狼不利。
- 信用勝負勝った場合でも、狐勝ちが濃厚。
という点になります。
霊ロラ中に呪殺が発生すると、狼劣勢になる。
10A狩などでは、
「安定して占い決め打ち盤面に持っていける」という点で、
2-2は優れています。
しかし、12Bの2-2における霊ロラ展開は、
2-1の場合の「グレラン→占い決め打ち」と比べ、
「占い師に呪殺による真確のチャンスを1縄多く与える」ということになります。
そのため、
2-1(真狂)と比べて、
2-2(真狼-真狂)狼陣営にとって不利になりやすいです。
占い即抜きの場合でも、5人日に村村村狼狐の盤面となりやすいため、狼不利。
「霊ロラ完遂→占騙り狼吊り」という進行をする場合、
5人日に村村村狼狐という盤面になります。
この場合、狼は、
狼目線は狐→村の順で吊る、あるいは、村吊り→狐噛み→狐吊りの順で行動する、
どちらかの方法でしか、勝てないため、厳しい試合を強いられます。
狐吊→村吊は1/5×1/3=1/15、村吊→狐噛→狐吊は3/5×1/3×1/4=1/20、
1/15+1/20=7/60(11.666…%)なので、かなり狼勝率は低いですね。
また実際は、狐GJが起きた際に、
村側が引き分けにしようと動くので、もう少し狼勝率が低くなると思います。
信用勝負勝った場合でも、狐勝ちが濃厚。
「霊ロラ完遂→真占い吊り」という進行をした場合、
4日目夜時点で、村村村狼狼狐という盤面になります。
具体的には、次のようになります。
◇霊ロラ→占い決め打ちに勝利した4日目夜。
4日目夜の生存者:③⑦⑧⑨⑩⑪(6人)
占い①:占いCO:②白 ⑦白 ⑨白
人狼③:占いCO:④白 ⑧白 ⑩白
霊能⑤:霊能CO:(2d吊り)
狂人⑥:霊能CO:⑤白(3d吊り)
吊り:⑤→⑥→①
噛み:②→④→
この場合、
4日目夜時点での生存者は、村村村狼狼狐となり、
狐GJを起こせなければ、狐勝ちとなり、狼は負けてしまいます。
しかし、だからと言って、
4日目昼時点で、狼柱を立てるのは、
- 潜伏狼は、囲っている場合がある。
- 占い騙り狼が、占い信用勝負を捨ててしまうと、狼勝ちがほとんど見込めなくなる。
- 狼柱後に、呪殺によって真確定してしまう可能性が高い。
(呪殺による真確定のチャンスが、真占い目線3回目になるため。)
といった点から、厳しいと言えるでしょう。
2-2(真狼-真狂)は2-1(真狂)と比べて、
グレランによる狐吊りのチャンスや、
両潜伏による安定感のある狐告発を捨てているとも言えます。
人狼にとっては、
狂人は占い騙りに出てくれた方が、都合が良いことが多い、
というわけですね。
その他、参加する前に知っておきたいこと。
グレランで村が吊れても、再びグレランを行う場合があることを知ってますか。
最近は、
「グレラン→占い決め打ち」の進行が主流ですので、あまり見なくなりましたが、
「グレラン→グレラン」という進行を選択する場合が、たまにあります。
2回連続で白を吊るしてしまったとしても、
狐盾進行による引き分けを狙うことができるためです。
「2回グレランして1人も人外が吊れないなら、村陣営が弱い。」という理屈ですね。
11Aなど、狐なしの配役で2回グレランを行うことも稀にですが、あります。
狐盾進行は積極的にする進行ではありません。
「狐盾進行」は、妖狐という役職の特性を最大限に活かした美しい戦術です。
人狼プレイヤーであれば、使いたいと思う気持ちは分かりますが、
決して、積極的に使にいく進行ではありません。
基本的に「占い決め打ち」に失敗した盤面で使われる進行ですが、
狼目線で、妖狐は死亡したと判断された場合、狐盾進行は機能しません。
狐盾進行は、
村村村村狼狼狐(7人)あるいは、村村村狼狼狐(6人)
の盤面で行われることが多く、
狐盾進行による「狼柱」をすると、
狼目線では、むしろ、分の悪い勝負を強いられることも考えられます。
(狐が吊るせたとしても、最終日の灰数が2になりそうな場合など。)
この辺は、狼になったプレイヤーの「村勝率」「狼勝率」「狐勝率」のバランス感覚次第です。
また、狐盾進行による狐探しも、狼の噛み先に依存しますし、
狐盾進行後、最終日の盤面で灰2(1/2で村勝利)になるのは、
よほど、狼の噛み手順が拙い場合に限ります。
そのため。当然、
「素直に真占い師が決め打ちに勝利した場合」の方が村陣営の勝率は高くなります。
- 狐盾進行は機能しない場合がある。
- 素直に村勝ちを目指して戦った方が、村勝率は高くなる。
最近では「狐盾進行」を妄信するプレイヤーがしばしば見られますが、
狐盾進行は、決して積極的に使える進行ではないのだと、理解して貰えれば幸いです。
サーバーによって異なる「0-1における進行」を抑えておきましょう。
サーバーの仕様(引き分けの仕様)によって、
どのような進行を採用するかは異なってきます。
引き分けがある場合は「生ハム進行・改」、
引き分けがない場合は「tb進行」を採用するのが一般的です。
るる鯖(生ハム進行・改)
【悲報】生ハム進行、遂に狐勝率0%化に成功する - 熱い心の人狼研究日記
12B0-1(占い欠け)進行 - なんJ人狼ジャッジメント部@wiki - atwiki(アットウィキ)
狼陣営の勝つための考え方。
他の3陣営配役にも言えますが、
基本的には、「妖狐と協力して勝つ」が狼陣営勝利のためのスタンスです。
以下に、12Bにおけるスタンダードな狼勝利のパターンを載せておきます。
12Bの狼の雰囲気を少しでも掴む手掛かりにしてください。
◇真占い師を即噛みして勝つパターン。
占い:占いCO:霊○(2d噛み)
狂人:占いCO:村1○ 狼1○(3d吊り)
霊能:霊能CO:霊→村2○ 狂○ 村1○ 狼1●(6d噛み)
吊り:村2→狂→村1→狼1→狐(狼1による狐告発で死亡)
噛み:初→占→狩→狐(GJ)→狐(狐盾進行によるGJ)→霊
7日目昼の生存者:村3、村4、狼2
参加者:村1,村2,村3,村4,占,霊,狩,狼1,狼2,狂,狐(初日犠牲者:村)
◆解説
・2-1(真狂)
・真占い即抜き→狐捕捉→狼柱による告発(狐盾進行)という展開。
・「妖狐と協力して勝つ」というのが、占い師を即抜きしている点に該当する。
このパターンの場合、生存者全員が完グレのため、2/3で狼勝利になります。