【1,進行の基本】―「ズルく」脱初心者を目指してみよう。
本記事は脱初心者シリーズの1話です。
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【0,概要と目次】―「ズルく」脱初心者を目指してみよう。 - 白の人狼日記
この記事の目次
進行「基本のキ」
進行の基本、
それは「占い師を保護しながら縄余裕がなくなったら決め打ち」です。
10aや11Aの場合は占いロラから入る場合もありますが、基本はこの考え方です。
この進行が基本となる理由は、占い師が他役職よりも強い役職であるためです。
生存者の白黒を判定できる能力は、このゲームにおいて非常に優れた能力です。
縄余裕があるうちに、占い師の情報(白結果、黒結果)を増やして、
縄余裕がなくなったら偽占い師を吊るす、これが進行の基本となります。
※
縄余裕=合計吊り数−人外数。
例えば、11Aの場合は吊り回数は4回、人外数は3人なので縄余裕は1となります。
多くの村において、
初日に1回のグレー吊りを挟み → 2日目に占決め打ち、
という進行を採用するのは、この進行論の基本が理由となっています。
当然、占い師の占い結果が増えれば真占い師の判断材料も増えます。
序盤に占決め打ちするよりも、
終盤に占決め打ちした方が真偽正答率は上がりやすいということも言えるでしょう。
【例題】基本から標準進行を考えてみよう。
基本に基づいて、次のような盤面での進行解を考えてみましょう。
◇例題◇配役11A(村4占霊狩狼2狂+初日犠牲者)の配役にて、以下の盤面になりました。
基本に基づいて、この盤面での望ましい吊りの仕方を選択してみましょう。
生存者:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩(計10名)
占いCO:①→②白
占いCO:②→➀白
霊能CO:③
狩人CO:④
狩人CO:⑤
グレー:⑥⑦⑧⑨⑩
※今回の場合は、初日犠牲者の役職は「村人」固定とします。
※また、狩人COの④と⑤の発言には大きな差はないものとします。
<選択肢>
- (1)グレラン
- (2)占い決め打ち
- (3)狩人決め打ち
解答と解説
「(1)グレラン」を正答とします。
初日の占い結果がお互いに対抗に刺さっているためグレーが通常よりも広く、
特に、占い師の占い結果の情報が、灰を狭める上で重要となるためです。
これに加えて、各狩人COの④⑤に対して、護衛指示を行えるとより好ましいですね。
基本的な護衛指示の仕方としては以下の形が取り上げられます。
- 狩人CO:④ → ➀or②の占いCOを護衛する。
- 狩人CO:⑤ → ➂の霊能COを護衛する。
この形は、
狼視点、いずれの役職も「噛みにくい」盤面にすることができるため頻出となります。
占い決め打ちの日まで、
全役職の生存が現実的に可能であることが、
この護衛指示の利点であると言えるでしょう。
実際のゲームでは、
例えば➀と②の占い真偽の開き具合によって、➀のみに護衛をいれたりなど・・・
実践ならではの対応が求められることは留意しておいてくださいね。
「(2)占い決め打ち」は明確な間違いと言えます。
- 占い決め打ちに持っていく進行の基本に反している点、
- ➀と②が相互に白のため、最大でも狂人しか吊ることができない点、
これらの点により、最も望ましくない吊りであると言えるでしょう。
※
特に偶数進行の場合は狂人は吊らないことが望ましいとされます。
理由は、吊り回数の消費が勿体ないという点、
最悪でもRPPにしかならないという点などです。
※奇数進行:昼時間の生存者数が奇数での進行
※偶数進行:昼時間の生存者数が偶数での進行
「(3)狩人決め打ち」も、不正解としています。
理由は、狩人は占いを護衛することができるためです。
= 狩人を生存させることは、占いを生存させることに繋がるためですね。
特にこの進行を選択したとき、
「真狩人吊り→真占い噛み」という展開になった際には、
グレーに関する情報がない盤面で、真占いが死亡してしまっているという、
村にとって絶望的状況に陥るため、非常に致命的であると言えるでしょう。
このような理由で「(3)狩人決め打ち」は不正解となります。
<中級者向け補足>
初日だけを考えると、
⑥⑦⑧⑨⑩の1/5で狼が吊れるグレランよりも、
④⑤の1/2で狼が吊れる狩人決め打ちのほうが、優れていると感じるかもしれません。
しかし、グレラン→占い決め打ちの盤面において、
この「占い決め打ち」には「狩人決め打ち」が、内包されていると言えます。
真占いの決め打ちに成功した際には、護衛先は実質的に真占いの1択となるため、
狩人CO自体を狼の負担にすることができるわけです。
占い師が生存し続ければ、狩人に占いを充てることも現実的に可能ですよね。
そのため、
「占決め打ち」は「狩決め打ち」を実質的に内包していると言うことができます。
このような理由において、今回の場合においては、
グレランを行うのがより効率的な進行だと言えるわけです。
まとめ
「霊ロラ」という進行、
「グレランでは経費吊りをする」という考え方、
このような言動に関しても、
占い決め打ちを目指す進行論の基本から来ているものであると言うことができます。
霊ロラの場合は、霊ロラによって占い結果の情報追加と狩人保護を同時に行う、
経費吊りの場合は、生存意欲がないプレイヤーを非狩人と見立てて吊るわけです。
「占い師を保護しながら縄余裕がなくなったら決め打ち」という考え方は、
多くの進行の基本となっているため、ぜひ覚えておきましょう。